グルカパンツは、グルカ戦争の停戦条約締結の際にグルカ兵* を傭兵として「英国インド軍」に従軍させる事になり、彼らが着用していたパンツの機能性が優れていることから、イギリス軍でも採用されるようになったと言われています。
山岳地でも動きやすいように、ウエストに複数のタックがはいった、ゆったりとしたシルエットに加え、ウエストのアジャスターベルトは、しっかりとウエストをホールドする為だけでなく、兵士の体重増減に対応する為のサイズ調節機能だったようです。
特徴的なウエストのダブルベルトは、後にイタリア軍やオーストラリア軍でも採用されています。その後、グルカパンツは他の国でも採用されるようになりイギリス軍のディティールを踏襲しながら、自国の個性を出したバリエーションが複数生まれました。
*グルカ兵とは・・・
ネパール地方に住む複数の山岳部族を中心に構成された英国インド軍の特殊部隊、グルカ・レジメンツ(グルカ兵)
LENOでは1940年代のイタリア軍のモデルをモチーフにし、生地は上質なコットンを高密度で織り上げたツイル素材で仕上げました。綾目に立体感がありややザラッとした風合いのテクスチャーは履きこんでいくとヴィンテージの雰囲気に。
フロントのタックやユリア樹脂製のボタンを使ったボタンフライなど随所にヴィンテージの要素を残しています。フロントのダブルベルトにはオリジナルで製作したバックルを使い、ボタンで取り外せる当時の仕様も再現されています。
深めの股上と太めのワタリでゆったりとしたシルエット。タックインスタイルにすることで、メリハリの効いたスタイルを演出し、ミリタリーの雰囲気を残しながら、現代のスタイルにしっくりと馴染み、シンプル派のコーディネートのポイントになります。
今期よりサイズ展開が変更となりました。サイズスペックをご確認ください。