ダッフルコートは、ベルギーにある「デュフェル(DUFFEL)」という毛織物の産地である街の名前が由来。
防寒性に優れ、雨風を通しにくい事から漁師達の間で仕事用のコートとして愛用され、その後、イギリス海軍の防寒着として採用されたと言われています。
LENOでは、40年代のモデルをベースに、手袋をしたままでも掛け外しがしやすいように考えられたトグルボタンをオリジナルで作成。
強風時の裾のばたつきを防ぐ為のレッグストラップ、雨風の侵入を防ぐチンストラップなど、随所にヴィンテージの意匠を残しました。
体に馴染む抜け感のあるシルエット、生地はタスマニアウールとカシミアの混紡糸を使用したLENOオリジナルのメルトンを使用しています。
オーストラリア東南のタスマニア島で飼育されたメリノ種から採れる希少性の高いウールは通常のウールよりも白く、繊維が細く、カシミヤにも劣らない柔らかさと軽さが特徴です。
生地の段階で洗いと縮絨を施し圧縮させ、両面に起毛と剪毛を繰り返すことでヴィンテージにはない上品なふくらみと風合いを出し、保温性や耐久性がありながらもウールメルトン特有の重さがない軽やかな着心地に。
ヴィンテージのディテールを再現しつつ、スタイリッシュで重くない上品なダッフルコートになっています。
昨年から継続の”ブラック”はナチュラルな色の麻紐をそのまま使用したヴィンテージの雰囲気。麻紐をボディーと同色の黒に染めたワントーンの”ブラック×ブラック”はよりスタイリッシュでモードな印象に。