1950年代〜60年代にかけてアメリカとイギリスで流行したHARRINGTON JACKETは、元々ゴルフの際に着るスポーツウェアとして発売されました。
その後エルヴィス・プレスリーやスティーブ・マックイーン、ジェームス・ディーンなど数多くの有名人が着用していた事で人気となり、イギリスではファッションアイテムとしてモッズやスキンズに好まれました。
生地は高級綿【コーマ糸】を用いて織られた生地を使用。
紡績をする際に、夾雑物や短い繊維を徹底的に取り除くことで糸むらが少なく、強度と光沢があるのが特徴です。その生地に「ニドム加工」を施すことで独特なパウダータッチとマットな光沢、ドレープ感や弾力性が加わりヴィンテージライクな表情に仕上げました。
ニドム加工…生地を水中でリラックスさせた状態で膨張させ、揉み叩き加工で生地同士の表面をこすり合わせ、加工で発生する毛羽立ちを酵素を使って均一にする加工。
後染めされた古着のハリントンジャケットは、ステッチが染まらず元のカラーのままになっていることが見受けられますが、LENOではあえてそこをデザインととらえ、配色ステッチにしています。
また、裾のしぼりを控えめにすることで本来のアイテムが持つスポーティーさにクラシックな雰囲気を持たせ、スタイリングしやすいバランスにしました。袖のボタンで、袖口幅を2段階調整することも可能です。